【ウォーブレ】はじめましての挨拶と最恐のキメラ
初めまして、中堅ウォーブレプレイヤーのゆむらと申します。
ウォーブレを始めて早数か月、セオリーや定石はまだまだ会得出来ていませんが自分なりのウォーブレへの向き合い方が見えて参りました。
そんな私のウォーブレライフを支える二つの国家であるTAOSINとEG.UNIONのあんなカードやこんなデッキを紹介したいと思いブログを開設させて頂きました。
拙い文章、未熟な考察では御座いますが、よろしければご覧下さい。
記念すべき第一回目の記事で紹介させて頂くのは、第三弾で追加されたあのゲームチェンジャーでございます。
悪夢と業火の世界の管理人「狂審者ウィットフォードΣ」はまたの機会に持ち越しで、今回紹介するのは至上最恐のガチャカード「暴喰臨塊ギャルファリオン」であります。
悪質ソーシャルゲームも真っ青なSR排出率のこのカードの性能についてじっくり解説していきましょう。
暴喰臨塊ギャルファリオンの性能
なんとも奇妙な効果を持ったユニットです。自分の命が尽きるか盤面が埋まるまでキメラを吐き出す大味な効果に誰しも希望を抱くも、「検体とペンギンしかでないじゃ~んwww」といった面白みの無い感想を抱いたプレイヤーは少なくないはずです。
ここで重要になってくるのが、体力「5」という値です。
10/24日現在実装されているキメラの攻撃力の平均値が「2.25」中央値が「2」、この値に注目していただくとギャルファリオンが吐き出すキメラの数は2~3体が妥当だということが分かって頂けるはずです。
「8コスト払って不確定なキメラを2~3体排出するって強いの?」
という感想を抱いたあなた、その通りです!
そもそもゲーム終盤に大きなコストを払って出すユニットと言えばラピスの白獅子、タオシンの王龍、シェドのジルクライハート、マグナのアラディア、と言ったように場に出た瞬間ゲームに大きく干渉する一手足りえるが基本です。
ここで改めてギャルファリオンに注目して頂くと、「相手に何も干渉できない上に効果が余りにも不確定なガチャ」という悲惨な性能が伝わると思います。
では、そんなギャルファリオンが輝ける場面が何処にあるのか?
それを探るためにEG・UNIONの各キメラの性能とギャルファリオンで排出された際の性能を見ていきましょう。
ギャルファリオンガチャのレアリティ診断
ここではギャルファリオンで排出されたキメラの評価を
S:文句なし、いつ登場しても一定の役割を果たす
A:タイミングは選ぶがある程度の仕事を期待しやすい
B:好きじゃ無いけど嫌いじゃないよ
C:サイコバトラー
の四段階に加えて+と−を付けて微調整していきたいと思います。
・暴食臨塊ギャルファリオン
評価S
BGM継続装置
体力5が「先手必勝」「炎神の息」といった大型除去を掻い潜るラインである上に、ギャルファリオンの性質上横にキメラが存在する場合が多く起動も使いやすい。
攻撃力が4であるため後続の展開が期待できないものの、最低一匹のキメラと一緒に登場出来るのは優秀。
彼が最後に飛び出したときの心境は「宇宙」の一言。
ギャルファリオンに最後に吐き出して欲しいキメラ筆頭。
・鈍叫のエレファンク
評価S
打点製造機
1/3というギャルファリオンの胃袋を刺激しないスッタツに加えて、ユニットが死亡した際に発揮する効果がギャルファリオンの性能と大きく噛み合っている。
更にキメラの生き恥「サイコ・バトラー」を一打点に変換して機能させられる貴重なユニット。
何匹どのタイミングで登場しても仕事が出来るこのユニットは間違いなくキメラガチャの最高レアリティ筆頭。
・醜悪のギャルファー
評価S+
登場時には1/1でギャルファリオンの胃袋を労わりつつ、効果解決時には3/3に生まれ変わるMr.ギャルファリオン。
エレファンクと同じくどのタイミングで登場しても最低限の仕事が確保出来る上に、産業廃棄物である「サイコバトラー」によって+2/2の修正を受けられるのは偉大。
キメラは全体的にスタッツが高くないので、展開を阻害しない上にフィニッシャー足りえるこのカードは間違いなくギャルファリオンガチャ一番の当たりカード。
エレファンクにも言えるがタイミングを選ばず仕事が出来るキメラの評価は高い。
・デス・アリゲータ
評価S
キメラ唯一のガーディアン
ギャルファリオンの性質上召喚したターンに相手に干渉できないため次の相手のターンに隙を見せがちであるため、壁を張ることができるこのカードは強力。
また「攻撃力3」のキメラが10/24現在存在しないため、ギャルファリオンの「体力5」をぴったり使い切ることが少ないのも優秀。
このカードが真価を発揮するのはギャルファーと登場して時であり、ギャルファリオンの体力を3しか消費せずに「2/3ガーディアン」と「5/5」のユニットを展開できる可能性を持っている。
ギャルファリオンを展開する場合は、このカードによる上振れを狙って終盤のジュリアンヌのウイルスをキープするのも〇
・心喰い
評価A+
キメラ界最大のユニットを持つユニット
それ故にギャルファリオンの消耗が大きく他のキメラと共存し辛い。
しかし、それを補うだけのスタッツを有しており最後に登場した際の破壊力は随一である。
ギャルファリオンガチャの中でも最大級の上振れカードであるため、このカードを最後に引き付ける左手力を身に着けよう。
またこのカードそのものがコスト軽減能力を有しているため、お互いのソウルがマックスの状態のガチャでこのカードを引くと「素だしした方が強くな~い」という感想を抱いてしまいがちである。
・メイグル
評価A
ギャルファリオンを消耗させないキメラ
攻撃力を消耗せず疑似的なアタッカーを増やせるのは勿論強力であるが、単体性能が高い訳では無く他のガチャ結果に性能を左右されやすいカード。
手札にシルヴィアやエレファンクを握った状態でこのカードを複数枚展開出来れば圧倒的な上振れを期待できるため、麻薬性能は高い。
・検体No.294
評価A−
劣化ファリオン
ギャルファリオンの項で書いた性能から大型火力への耐性とを除いた性能。
このゲームでは体力4と5の除去耐性の差が余りに大きく、ギャルファリオンとの間には越えられない壁が存在するのが現状である。
彼の主戦場はやはり8点バーストである。
BGMは最高にクール
・検体銃士ペンギート
評価B
2/2/2バニラ
「8ターン目に2/2/2を出して何が出来るの?」と問いたくなるカード。
デス・アリゲータと同じ体力を消耗して出すカードと考えるとハズレ感が大きい。
彼の主戦場もまた、ウイルスユニオンでの大型火力であろう。
・羨望のベーム
評価B+
いぶし銀なウイルスユニット
「生物学ウイルス」が地味に強力で、彼女の攻撃が通れば「悪女アラディア」や「慟哭のジル・クライハート」の召喚を阻止できるのは魅力。
スタッツの低さは御愛嬌。
・シャーベア
評価B
かわいい、ただかわいい
1/1というスタッツでは終盤の攻防に参加するのは余りにも困難である。
ただ、彼の起動によってギャルファーやエレファンクといった「当たり」のユニットを強化できるのは彼のアイデンティティである。
・狂鳥ジュリアンヌ
評価B
択の引き延ばし
メイグルと違い単体性能が皆無であり、ガチャの択を遅らせるカードというのが現状での評価。
彼が輝く場面は彼が強いのでは無く、彼の周りのキメラが強いのだ。
・サイコ・バトラー
評価C
なぜ貴様はキメラなのだ?
ギャルファリオンの使用率の低さの最大の原因。
8コスト払ってこんなカードを展開する可能性を孕むカードをわざわざデッキに入れるのは正気の沙汰では無い。
今後のキメラの追加によって相対的に彼の排出率が下がるのを待つしかない。
ここまで紹介して最後に「暴喰臨塊ギャルファリオン」というカードが活躍できる場面、及びギャルファリオンそのものへの私の見解述べてこの記事を終了したいと思います。
暴喰臨塊ギャルファリオンとの向き合い方
・ギャルファリオンを出すべき場面とは?
前提としてギャルファリオンは相手に干渉出来ません。
加えて「サイコバトラー」と言う目に見えない最大級の裏目が付きまとい続けるカードです。
それを踏まえてこのカードを出すべき場面とは「優勢」且つ「他に強い選択肢が存在しない」場面です。
ん?
「そんな場面でしか機能できないなら採用する必要ある?」
これが私に限らずギャルファリオンを使ったことのある人間が抱く感想だと思います。
・私がギャルファリオンに関して抱く感想
上でも述べた通り彼は優勢でしか打てない糞みたいな博打です。
しかし、博打というのは結果を問わず「仕掛ける」事そのものが楽しさを持っています。
勿論このカードはランクマッチで実践運用するには厳しいカードですし、実際私もこのカードにしっぽりBPを搾り取られました。
ただ、「博打カード」というのは本来こうあるべきだと私は考えています。
というのもマグナ全盛期の「悪女アラディア」やナーフ前の某旧神を見ていただければ分かるように、ランダム要素が上振れた際に対戦相手が感じるのはここまでのボードゲームを無視された不快感に尽きるからです。
ギャルファリオンは心喰いを出すことはあっても、あなたの盤面の努力の結晶を奪ったりはしません。
そういったヘイトを与えない程度にガチャを引けるこのカードは、性能こそおちゃめではありますがカードバランスの観点では非常に優秀ではないでしょうか。
是非皆さんもこのカードの与える絶望感にひれ伏してください。